Total: from Joy Division to New Order/Joy Division, New Order（2011）
トータル?ベスト・オブ・ジョイ・ディヴィジョン＆ニュー・オーダー
- アーティスト: ジョイ・ディヴィジョン／ニュー・オーダー
- 出版社/メーカー: ワーナーミュージック・ジャパン
- 発売日: 2011/08/24
- メディア: CD
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出会った時期：2018年8月
にわかだからすぐこういうベスト盤みたいなやつをツタヤで借りてきちゃう。
別に誰も正座して聴けなんて言うわけじゃないけど、なんとなくNew Orderの曲は身構える必要がない感じで、けだるさが心地よいものが多い（音や声やメッセージ性が激しかったり底抜けに明るかったりしないから、性にあったのかもしれない）。上手くはないんだけど。
それと比べると、Joy Divisionの方はより緊張感があるなという感じ（歌声や演奏的にも）。どちらも嫌いではない。どちらも上手くはない。
YouTubeで公式動画がたくさんあったのでたくさんリンクを貼りました。やったね。
1 Joy Division - Transmission
Joy Division - Transmission [OFFICIAL MUSIC VIDEO] - YouTube
第一印象、「暗～～～～」。音も声も、内に内に向かうバンドなんだなと思った。ベースの存在感がすごい。
2 Joy Division - Love Will Tear Us Apart
Joy Division - Love Will Tear Us Apart [OFFICIAL MUSIC VIDEO] - YouTube
先に「The Perfect Kiss」のPVを知っていたせいなんだけど、イントロのシンセに何となくハラハラする。ベースが歌メロを奏でている。シンセも歌メロを奏でている。カラオケのガイドボーカルみたい。
こんな声の響きも、こんな歌詞の曲がヒットすることも、当時メンバーは歌詞にそこまで気を払っていなかったらしいことも、イアン・カーティスという人の心は孤独だったのかなぁと思わされる感じ。
3 Joy Division - Isolation
Isolation (2007 Remaster) - YouTube
元々の音質の問題なのかもしれないけど音と声の距離が離れてて、シンセのミョンミョンする音と合わさってなんだか奇妙な感じ。
「Mother, I tried, please believe me' I'm doing the best that I can.」「I'm ashamed of the things I've been put through, I'm ashamed of the person I am.」
何かを恥じたり後悔したりする文脈にMotherを出されたらもうだめじゃん。わたしはだめです。しかもこんなこと歌ってる曲の長さが3分にも満たないなんてほんとだめ無理。
学生時代の詩のコンテストみたいなやつでたった一行の文脈に「母」を組み込んだ同級生がいて、この人の文章には一生勝てないんだろうなって思ったのを思い出した。
4 Joy Division - She's Lost Control
Joy Division - She's Lost Control [LIVE] - YouTube
どの曲も怖いっちゃ怖いんだけどこの曲がいろんな意味でずば抜けてなんか怖い。
5 Joy Division - Atmosphere
Joy Division - Atmosphere [OFFICIAL MUSIC VIDEO] - YouTube
Atmosphereって言葉が覚えられなくて「なんだっけあの…アンゴルモアみたいな…」となる。
このアルバムの中で一番透明感がある。好き。映画もそのうち観る。
6 New Order - Ceremony
New Order - Ceremony [Live in Glasgow] - YouTube
歌詞の意味が分かるようで分からない。何を以てCeremonyなんだ。
なんとなく夜明けのイメージがある曲。特に幸福でも不幸でもないはずの明け方の、虚無感と絶望感のような。好き。別に安心するような曲じゃないんだけど聞いてて落ち着くというか、気持ちが音に弾かれる感じがしなくて馴染む。具体的にどこがどう好きなのって聞かれると困っちゃうんだけど好き。
7 New Order - Temptation
New Order - Temptation (Official Video) High Quality - YouTube
New Order - Temptation [Live in Glasgow] - YouTube
PVが万引き。ライブバージョンいいですね。
イアン・カーティスいないのにイアン・カーティスみたいな歌詞書いてたんだなって思った。「Blue Monday」もそうだけど、曲調と歌詞と歌唱力・演奏技術のそれぞれが乖離してるのに、それはそれで不思議と成り立っていて、むしろそれこそが魅力になってるのがすごい。
8 New Order - Blue Monday
New Order - Blue Monday 88 (Official Music Video) - YouTube
New Order - Blue Monday [Live in Glasgow] - YouTube
なんだかんだでこのCDで一番聞いてる曲。16分のバスドラムを聞くと「ブルーマンデーかな？」と思うようになった。88じゃないこっちのほうが好き。
New OrderもNew Orderで、こんな歌詞の曲がヒットしてしまうんだなぁと。核がいなくなっても、その核に集まっていたメンバーなら全体の色はそんなに変わらないのかなと思った。例によって好き。
9 New Order - Thieves Like Us
タイトルと内容の関連性が分からんと思ったけどそもそも別に関連してないらしい。「love」の賛歌と思わせて、諦観とかそういうものを歌っているような。曲の終わり方が不穏。
10 New Order - The Perfect Kiss
New Order - The Perfect Kiss (Official Music Video) - YouTube
New Order - The Perfect Kiss [Live in Glasgow] - YouTube
PVほんとに見てて聞いてて不安になる。鍵盤を弾くあの指、見てて切なくないですか、切ないですよ。5:20と6:20のカウベルのシーンも切ないですよ。無理しないでほしいですよ。全部切ないですよ。そしてベースはベースラインを奏でない。
イアン・カーティスのことを歌っているようにしか思えないけどそうなんですかね。
「Blue Monday」は古くささを感じないけど、この曲とか次の「Bizarre Love Triangle」とかはちょっと昔っぽい曲だなぁと思う。
11 New Order - Bizarre Love Triangle
New Order - Bizarre Love Triangle (Official Music Video) - YouTube
何がどう「bizarre」なのか。strangeは割とストレートで否定的な「変な」、bizarreは少し面白がっているような「不可解な」「奇妙な」という感覚。「転生」がテーマだというコメントを見かけたけど、それならyouって転生のことなの？
「Every time I see you falling～」ってどういう意味なんだろうなぁと思ってたけどPVがマジでI see you fallingだったのでマジかよという気持ち。どの歌詞からもいまいち具体的な輪郭は見えてこないんだけど、どれも何となく後ろ向きな感じがするNew Orderという人たち。サビの浮遊感が好き（浮遊じゃなく落下してるけど）。
12 New Order - True Faith
New Order - True Faith (1987) (Official Music Video) - YouTube
リズミカルビンタ。
PVがあまりに未来すぎるんだけどドラッグの歌だからつまりそういうイメージ映像なのか。この監督はその後オリンピックの開閉会式の演出もしているそうだから、よく分からんけどすごいんだろう。全然分からん。
力医師に似たメロディがあってなんとも言えない感覚がある。逆だろ。逆だよ。
13 New Order - World In Motion
New Order - World In Motion (Official Music Video) - YouTube
サッカー選手に歌わせる謎文化おもしろいですね（Wikipediaを読んだ）。手書きフリップの「イン・ガ・ラン」を投げ捨てるのかわいい。
14 New Order – Fine Time
New Order - Fine Time [OFFICIAL MUSIC VIDEO] - YouTube
このアルバムの流れで聞くと「ニューオーダーくん急にどうした！？」って思うよ。
いま始めてPV見たんだけど今日滑り込みで書くのにピッタリでしたね。やっぱりアシッドハウスの香りがする音楽が好き。
15 New Order - Regret
New Order - Regret (Official Music Video) - YouTube
New Order - Regret [Live in Glasgow] - YouTube
やたら爽やかな未練たらたらソング。後悔しても遅いよなあ。相変わらずベースが前に前に出てきている。
PVがイタリアなので懐かしいですね（個人的感想）。行ったところがたくさん映りますね。
16 New Order - Crystal
17 New Order - Krafty
New Order - Krafty (Official Music Video) - YouTube
New Order - Krafty [Live in Glasgow] - YouTube
抽象的な世界の表現から脱して、現実世界のことを語り始めたなあという感じ。
18 New Order - Hellbent
Hellbent (2011 Total Version) - YouTube
これもイアン・カーティスなんじゃないのって思っちゃうんだけど意識しすぎですかね。
「Crystal」とか「Krafty」とかより好き。
後半あんまり引っかかるものがなくて書くことなくなってしまった。終わり。
