20/電気グルーヴ(2009)
- アーティスト: 電気グルーヴ
- 出版社/メーカー: KRE
- 発売日: 2009/08/19
- メディア: CD
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その後「30」にも受け継がれた標識アートワーク。
ほぼ歌モノだけど世界観がピエール瀧成分多めで、全体的にカオスめ。
1 電気グルーヴ20周年のうた
25周年、10周年2019、30周年、すべての元凶、すべての生みの親(めちゃくちゃ好き)
喧嘩みこしで死者が出るくだりが好きなんですけど、絶対外では言えない。ロボット歩きで選挙に出かけるところがムード歌謡(「別れても好きな人」的な)みたいになるの意味わかんなくて好き。
2 タランチュラ
MVが、ゥヮァ~となる 虫 いや
いやすぎて、ずっと冒頭の何秒かでギブアップし続けてたんだけど、録画してたテレビのMV特集で初めて最後まで見た。なぜならインターネットの海からMVが消えたから!(片方が逮捕されたので)
歌詞の意味は全然分かんないんだけど、やけに耳に残ってやけに覚えてしまう。ベースラインが好き。このアルバムの曲、高確率で喘ぎ声が入ってるな…
3 ポンコツ幻想曲
歌詞の音への乗せ方に、「J-POP」の収録曲に通じるものを感じる。
4 何枚だ?
わざとなんだろうけど、前の曲との切れ目が分かんなくなるときがある。やたらハアハア言ってるのも同じだし…
内容は不穏な「B.B.E.」って感じ。やっぱりUFOモチーフ好きなんだろうな。
5 猫とイスラエル
わ~いエモい電気だ!わ~い!!
もうまずタイトルが好きだもんな。猫とイスラエル。気持ちのいい声質のオクターブユニゾンが好きなので好き!やったね!
「ひとつ」増えている(1)、「二日」越しできてる(2)、「さ」らに隙をみせる(3)、「よ」るは始まってる(4)。好きで~す!!
「猫が連なってる」、「猫がそこで見てる」も好き。歌詞の好きなところを書くと全部コピペになっちゃうんだけど、「白い部屋のホテル」、「色は深まってく」のところも好き。全部好きで~す!!!
「い」く先はイスラエル(1)、「に」しへ向かう多分(2)、で、次は「さ」あるいは「み」(3)かなと思ったんだけど、ここは意図してないんですかね。深読みしすぎですか? どちらにせよ好きで~す!!
「夜は始まってる」、「西へ向かう」(go west)、「色が深まる」(青春~玄冬)が畳みかけてくるので、「死」というか「生」というか、何かしら「命」のイメージが強くある。どことなく性のイメージもあるけど、それも含めて命のイメージ。私の受け取り方の問題ですけど。連なったたくさんの猫が、西へ向かう人間を見てる感じ。曲の終わりには風を感じる。
6 エキゾティカ
好きなアルファベットはK。ビブラフォンぽい音が好き。
この曲の存在感が大きいせいかもしれないけど、このアルバムはエキゾチックなにおいが強い。あと妖怪の気配。
7 エンジのソファー
イントロで聞こえる打楽器の名前が分かんなくて「カーンていう楽器」でググったら正解が出てきて笑った(ビブラスラップ)。
あとこの曲を覚えてから改めて「ルビーの指環」を聞いてみたら思ってた以上にそのまんまで爆笑したのを覚えてる。困ったらチュッチュル歌っときゃいいんだよ!
デーモンのメイクを施され後ろ手に縛られて「我が輩は」と何度も言わされるくだりが好き。わたしは何を言っているんだ?
前にも書いたかもしれないけど、電気の歌詞(特にピエール瀧作詞曲)には子供と対等に何かをするモチーフが多くて、頭おかしくて好き(褒めてる)。「小学生集めて触らせて得意顔」、「近所の子供を追い掛け回してデマを吹き込みお風呂で得意顔」(B.B.E.)、「ゴリラの顔して追い掛けていやがる顔にむりやりヒゲを書く」(HI-SCORE)、「近所の子供と見に行こう」(SHAME)など。
あと火事のモチーフが多いのも、バカ~!という感じで好き。「実家に火を放つ」、「そう火事が好きヤジウマが大好き」(B.B.E.)、「火事を見物」(ニセモノフーリガン)、「天プラ油を火にかけて一泊二日の旅に出る」(ドリルキング社歌2001)、「燃える工場 ベネチアグラスの火炎瓶」(人間大統領)。「Volcanic Drumbeats」は火事とは違うけど、噴火もお好きなんですね。わかる。
ところでGoogleで「電気グルーヴ 歌詞」って入力すると「やばい」「薬物」がサジェストされるんですけど、全員「B.B.E.」を聞け!
8 ピエール瀧の体操42歳
動物の多さが異常。またこういう曲聞きたい。楽曲制作してください。
謎の汽笛からの展開が好きなんですけど、「お正月」といいこういう曲構成好きだよね。二塁回って三塁に向かう~!
ついこの前、イントロの謎の笛のサンプリング元と思しき曲をテレビで耳にして興奮した。
9 フォックス
甦るいつの日かのDOMMUNE!2019年3月13日は一生のトラウマ!初犯のようには聞こえない!
知らないおじさんに知らない場所に置いて行かれるような終わり方。最後まで全体像が見えない不思議なアルバムです(好き)。