サイエンスの幽霊/平沢進(1990)
- アーティスト: 平沢進,神尾明朗
- 出版社/メーカー: ユニバーサル ミュージック
- 発売日: 2014/09/24
- メディア: CD
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なんかのCDについて調べてたときにこれを激推ししてるブログがあって、じゃあ入門編に、と思ってTSUTAYAで借りた。
アルバム全体の感想としては、ファンが作ったヒラサワ作品マトリクス図みたいなやつで「頭おかしい」「初心者向けじゃない」に分類されてるのを見たんですけど、まあその通りだな!と思いました!(めっちゃ好き)
難しいことは分かんないけどタービンが回るので大丈夫です。
1 世界タービン
ヨングミラー!テッチーーーーターーーーーー!!
MVが電子ドラッグすぎて、見終わってから口直しに「True Faith」のMVを見た(なんで?)
今見るとレトロでしかないこういうCGって、当時どういう受け取られ方をしていたのか気になる。当時から個性的な作品と受け取られてたんだろうか。時間を挟まない当時の反響が知りたい。
「タービン!タービン!」のタービン感すごくないですか?何言ってるかわかんない?私にもわかんない。
テッチーーーーターーーーーーのせいだと思うんだけど、「タービンが回るわ」あたりの日本語に聞こえなさが不思議で好き。
アルバム世界のオープニングという感じで、ごちゃっとしたオケがタービンの音のように感じる。わたしもタービンの一部。
2 ロケット
「タービン」がヒラサワのイメージどんぴしゃだったので、こういう曲調もあるのか~と思った。アンデス。
女性ボーカルが独特で、こういう表現はよくないのかもしれないけど(失礼なのかもしれないけど)、共産圏の香りがして少し怪しげな感じがいい。
3 フィッシュ・ソング
変拍子は水に合う。全員ポルノグラフィティの「渦」を聞いてくれ。
海には死のイメージが強くて、なんとなく陸上とは時の流れが違うんだろうなと思うので、「時をはずれ生きる」と歌われてるのがちょっと嬉しかった。わかりみ~!!
大気中でしか生きられない人間に生まれてしまったので水中に生きることに神秘的なイメージを抱いてるのもあるし、さらに群れの一部になるという生き方が幻想的で、その生き方自体が「スペクター」に感じる。
4 カウボーイとインディアン
ウエスタン。確か最初のころ、メロディと歌声がどうにも合ってない感じがしてゾワゾワして、どうしても受け入れがたくて一時期ウォークマンから消してた。
そのうち間違ってまた同期しちゃってたようで、気づいた頃にはゾワゾワしなくなってたんだけど、なんだったんですか?(電話猫)(最初はミニコンポのスピーカーで聞いてたので、何かしらのEQ設定がだめだったのかもしれない)
きちんと調べたこととか考察したこととかを書くブログじゃないんで何も調べてないんですけど、なんとなく男女の歌なのかなぁと思いながらナバホ族のことをちょろっとググって、なんかそういうことを歌ってんだろうなあ~と思いました。おわり
5 QUIT
名前ひかえておいていただけませんか。
最後の笑い声は不気味なのかもしれないけど作り物っぽさが強すぎてシュール。
なんとなく戦争の風景を思い浮かべるのはセリフ(の主)のせいかとも思うけど、先入観なしにしても、随所でやっぱりなあ。
6 アモール・バッファー
ギターだけ聞いてるとフ~ンかっこいいじゃんって感じだけど、「ゴホッゴホッ」であっ平沢進だった…となる
7 夢みる機械
ここまでくると「わからない」が一周して何もかも分かるような気になってくる(わからない)
教養がないので歌詞に出てくる単語を一個一個ググってはヘェ~となった。声に出して読みたい人名ニコラ・テスラ。
どうでもいいけど「テロートマトン」とかって検索すると関連キーワードが全部サイエンスの幽霊に汚染されてて草生える。
あと「トパーズ18フォンツってなに?」と思ってググると「トパーズ18フォンツってなに?」って情報しか出てこないんですけど、トパーズ18フォンツってなに?
世界システムとヒエロニムスマシンが混ざったような実験の風景を思い浮かべて聞いてる。なんにもわからない。